なつまる先生の日記

ときどき真面目、ほとんど不真面目

持続可能な教育 ESDとは?

 

持続可能な社会!SDGs!と叫ばれている昨今。

持続可能な教育(ESD)というものがあるのをご存じですか?

 

私が教鞭に立ったころはな~んにも情報がなく、ここ数年で言われるようになった取り組みです。

今回は、このESDについてまとめてみました。

1.ESDってそもそも何?

ESDについて文部科学省のホームページでは、

ESDはEducation for Sustainable Developmentの略で「持続可能な開発のための教育」と訳されています。

(持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development):文部科学省)

とあります。

2015年に、SDGs(持続可能な開発目標)が国連サミットで採択され、最近特に注目されていますが、それよりも以前に日本が提唱したもののようです…。

「そもそもSDGsを進めていく人を育成しなきゃだめじゃない…?」

ということで、人材を教育で育成していこうとESDが生まれたんですね。

 

 

2.ESDで育てたい力

これもHPに掲載されていますが、

 

(1)持続可能な社会づくりを構成する「6つの視点」を軸にして、教員・生徒が持続可能な社会づくりに関わる課題を見出します。
  持続可能な社会づくりの構成概念
  1. 多様性(いろいろある)
  2. 相互性(関わりあっている)
  3. 有限性(限りがある)
  4. 公平性(一人一人大切に)
  5. 連携性(力合わせて)
  6. 責任制(責任を持って)

(2)持続可能な社会づくりのための課題解決に必要な「7つの能力・態度」を身につけさせます。
  ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度
  1. 批判的に考える力
  2. 未来像を予測して計画を立てる力
  3. 多面的・総合的に考える力
  4. コミュニケーションを行う力
  5. 他者と協力する力
  6. つながりを尊重する態度
  7. 進んで参加する態度

なんだかごちゃごちゃしていますが、まとめると

持続可能な社会にしていくための課題を先生も生徒も自ら見つけて、課題を解決していけるようにするよ!

ということだと思います。え!そんなこと聞いてないよ~って感じです。

 

 

3.何をしたらいい?(小学校の視点)

具体的にどのようなことを行っていけばいいのでしょうか。

小学校教員に偏ってしまいますが、文科省で紹介されていることを(私的に)まとめました。

♦授業単位で

・問題解決型学習

・探究的学習

・子ども主体

・体験活動の充実

・グループ学習など協同的な学習

 

♦学校単位で

・指導計画に盛り込む

・地域・大学・企業と協力

 

うう~ん…書けば書くほど「難しそう…」という気持ちが湧いてきました…。

「主体的・対話的で深い学び」←これも何度も聞く…

さらに最近では、個別の進度に対応できるようなICTを活用した学習も重視されつつあります。

 

そもそも教師が課題を見つけなければ…!という気持ちと、目の前の子どもたちを置き去りにしていないか…?という視点を大切にしたいと思いました。

そしてやっぱりSDGsについて学習しなきゃだめだな!と改めて思いました。

それについては次回学習するとします!

 

 

参考に読んでいる書籍

 

 

文科省の参考資料

 

・ESD推進手引きhttps://www.mext.go.jp/esd-jpnatcom/pdf/ESDQUESTstorybook.pdf

・ESDストーリーブック参考資料(ESDクエスト)https://www.mext.go.jp/esd-jpnatcom/pdf/ESDQUESTstorybook.pdf

自己紹介

 

はじめまして、なつまるです。

小学校の先生をしています。

2022年に第一子を出産し、現在は育休中です。

子育て中、SNSなどで

「教員=ブラック」「授業は意味がない」

といった意見を繰り返し目にしました。

「私はこのまま教員を続けていていいんだろうか…?」

そんな風に思うようになりました。

しかし、「変えていくなら、現場から」と思い立ち、

ブログやSNSで発信していこうと思いました。

 

と…大真面目なことを言っていますが、

育児中の悩みやくだらない話も発信するつもりです…

趣味は、お絵描き・読書

好きなものはアニメ・漫画・ゲーム

 

よろしくお願いします!